Minecraft で Pixelmon (ポケモンmod) を利用する為の環境を構築します。
Pixelmon を利用する事で、Minecraflt 内でポケモンをGETしたり、捕まえたポケモンに乗って空を飛んだりして一緒に遊ぶことができます。
また、Python や Scratch などのプログラミングコードをコマンドから呼び出せるようにすることでプログラミングの学習教材としても利用できます。
Pixelmon には、Reforged と Generations の2種類がありますが、Reforgedの方が全体的に優れていてゲームプレイがスムーズで安定しており、不具合も少ないのでオススメです。
本プロジェクトでは、PCにインストールされているMinecrafltに Reforged版の Pixelmon を利用できるようにする手順を纏めました。
対象としている方
- Minecraftのアカウントを購入済みの方
- プログラミングに興味がある小学生とその保護者の方
- これを機にプログラミングを学んでみたい方
- ポケモンが好きな方
🌐 動作の様子
Minecraflt 内でポケモンをGETしたり、捕まえたポケモンに乗って空を飛んだりして一緒に遊ぶことができます。
🖊️ 環境構築
環境構築の流れ
- Minecraftをダウンロードしてインストールする
- Minecraftを起動する為に必要なJavaをインストールする
- MinecraftでModを利用するために必要なForgeをインストールする
- MinecraftでPixelmonを利用する準備をする
Minecraftをダウンロードしてインストールする
こちら からMinecraftをダウンロード後、ご利用にPCにインストールしてください。 PC版のMinecraftには、Java版と統合版の2種類がありますが、Java版の方が Pixelmon などのModが利用できる為、拡張性が高くオススメです。
インストール後は5日間は無料で遊ぶことが出来ますので、問題なく動作することを確認してからアカウントを購入されることをオススメします。
Minecraftを起動する為に必要なJavaをインストールする
MinecraftはJavaと呼ばれるプログラミング言語で作られているため、動作に必要なランタイムをPCにインストールする必要があります。 こちら からご利用のPCのOSに適したJDK17をダウンロード後、PCにインストールしてください。
MinecraftでModを利用するために必要なForgeをインストールする
MinecraftにModを追加して動かすためにはForgeをインストールする必要があります。 こちら からforge 1.16.5 のバージョン 36.2.34をインストールします。 ダウンロードしたforge-1.16.5-36.2.34-installer.jar
を開くと、Forgeのインストール画面が表示されるのでMinecraft本体がインストールされているディレクトリを指定してForgeを適用してください。
MinecraftでPixelmonを利用する準備をする
こちら からPixelmonの環境構築に必要なコードをダウンロードします。 ダウンロードしたZIPファイルを解凍して任意のディレクトリに配置してください。
こちら からMinecraftでポケモンMODを利用するために必要なPixelmon-1.16.5-9.0.6-universal.jar
ファイルをダウンロードして、modsディレクトリに配置してください。
こちら から、Minecraftの動作を軽量化してくれるOptiFine_1.16.5_HD_U_G8.jar
ファイルをダウンロードして、modsディレクトリに配置してください。
📦 ディレクトリ構造
最終的なディレクトリ構成は以下のようになる想定です。
. ├── LICENSE ├── README.md ├── config │ ├── forge.cfg │ ├── forgeChunkLoading.cfg │ ├── pixelmon.hocon │ ├── raspberryjammod.cfg │ └── splash.properties ├── logs ├── mcpipy (Pythonで作成したプログラムコードを格納) ├── mods │ ├── OptiFine_1.16.5_HD_U_G8.jar │ └── Pixelmon-1.16.5-9.0.6-universal.jar ├── options.txt ├── optionsof.txt ├── pixel.dat ├── pixelmon │ └── quests ├── resourcepacks ├── saves ├── scratch (Scratchで作成したプログラムコードを格納) ├── server-resource-packs ├── servers.dat ├── usercache.json └── usernamecache.json
🔧 起動構成の設定
Minecraft を起動したら、「起動構成」-「新規作成」からModを利用できるように設定をします。
名前:ポケモン9.0-1.16.5-36.2.34 バージョン:release 1.16.5-forge-36.2.34 ゲームディレクトリ:<このGithubコードをダウンロードして解凍したディレクトリ> 必要に応じて、以下を変更するとメモリ使用量が調整できます。 その他のオプション:JVMオプション -Xmx2G → -Xmx4G
作成した起動構成を保存して起動すると、初回にポケモンを選択する画面が表示されれば準備完了です。
💬 プログラミングでMinecraftを操作する
Minecraftをクリエイティブ
で起動すると、コマンドが利用できるようになります。 コマンドから、PythonやScratchで作成したプログラミングコードを呼び出すことで、自動的に造形物を作成したりすることが出来るようになります。
Python で作成したコードを実行してみる
mcpipy ディレクトリに格納したPythonのコードは、/py コマンドで呼び出すことができます。
# 巨大な時計を出現させます /py clock
Scratch で作成したコードを実行してみる
こちら からScratch3 を開き、左下の拡張機能ボタンから「Micramming」を選択します。
上記は、自分の近くに石のブロックを10個並べて作成するプログラムです。 scratch ディレクトリにあるコードを「ファイル」-「コンピュータから読み込む」するとロードされるのでフラッグをクリックすると実行されます。
その他のよく使うコマンドを記載しておきます。
# ポケモンを取得する /pokegive プレーヤー名 ポケモン名 # 野生のポケモンを出す /pokespawn ピカチュウ # 朝にする /time set day # ゲームモードを変更する /gamemode survival /gamemode creative # 造形物を作る /struc