Telloとは
世界一楽しいドローンを作る、そんな設計思想の元、中国にあるDJI(ディー・ジェイ・アイ)という民生用ドローンや関連機器の製造会社によって制作されました。
Tello公式ウェブサイト – Shenzhen Ryze Technology Co.,Ltd.
https://www.ryzerobotics.com/jp/tello
Telloは、子供から大人までみんなが楽しめるトイドローンで、 飛ばすだけでなくプログラミングの学習が出来るところが特徴です。2020年からプログラミング教育が小学校で必修化されましたが、Tello に対応したスマートフォン向けアプリ ”TELLO EDU” を使えば、 スクラッチ( Scratch)と呼ばれるプログラム言語を利用して創造的な思考力、論理的な判断力、協調性を 楽しみながら簡単に学べるように設計されています。
発売されているtelloの種類
- Tello
- Tello アイアンマン エディション
- Tello EDU
Tello Tello アイアンマン エディション Tello EDU
アイアンマンエディションは、映画「アイアンマン」とTelloがコラボして赤をモチーフとしたのデザインになっていますが機能的にはTelloと同じです。EDUは、基本的な機能やドローン自体の性能はTelloと同じですが、複数台のTelloを編隊飛行させたり付属するミッションパッドを利用したプログラミングに対応しています。
通常のTelloでも、以下で紹介するTello EDUのアプリを利用したプログラミングを学習出来ますし、パソコンを利用すればPython / Swiftといった高度なプログラミング学習も可能 ですので通常はこちらで問題ないかと思います。
Telloにはバッテリーが1つ付属していますが、 1時間半の充電で最大13分の飛行が可能です。屋外でドローンを飛ばして遊びたい場合などバッテリー切れに備えて予備バッテリーを追加で購入しておくことをオススメします。

また、プロペラガードが付属していますが、屋内で飛行させる際は壁に衝突したり照明の紐が絡まるなど、破損する恐れがあるので、ドローン全体を保護できるようなプロペラガードが1つあると良いかと思います。
Tello 専用のアプリを使ってみる
Tello で遊ぶためのスマートフォンアプリには「TELLO」と「TELLO EDU」の2つが存在します。この2つのアプリは、上記で購入したどのドローン機でも利用して遊ぶことが可能です。
- TELLO ・・・ドローンに搭載されたカメラで映された映像がリアルタイムにアプリで表示されるので映し出された映像を見ながらドローンを飛行させることが出来ます。空撮した動画や写真を保存することも可能です。
- TELLO EDU ・・・プログラミングを利用してドローンを飛行させたり学習するためのアプリです。ドローン機がなくてもシミュレーションしながらプログラミング学習することも可能です。
TELLO EDU アプリを使ってみる
TELLO EDU のアプリは、Scratch と呼ばれるパズルのようなピースを並べて組み立てることで、プログラミングの基礎を学ぶことが可能です。
Scratch(スクラッチ)は、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のメディアラボが無償で公開しているビジュアルプログラミング言語。 画面上のブロックをつなぎ合わせてプログラムを作る。 日本語でも使用可能。 また、他の周辺機器を準備しなくてもプログラミングを行うことができる手軽さも特徴の一つといえる。
https://miraino-manabi.jp/content/285

このアプリでは、ステージごとに課題が用意されており達成すると次のステージに進む事が出来ます。トレーニングステーションから始まり、クリアすると地球→月→水星と徐々に難易度が上がっていき最終ステージはブラックホールで全13ステージとなっています。楽しみながら少しづつプログラミング学習が出来て成長できるところが特徴です。
このアプリでは、Sclachでブロックを並べて作成したプログラム通りに 実際に ドローンを飛行させることは勿論ですが、ドローンを持ってない人でもアプリ上で組み立てたプログラムの結果をシミュレーションすることが出来るので誰でも楽しみながらプログラミング学習が可能です。